Tuesday, April 28, 2015

会議レポート:漢文仏教大蔵経第三回国際会議 (Japanese Version)

Conference site: Gordon B. Hinckley Alumni and Visitors Center at BYU


The following report is the Japanese translation of an English report which is going to be published in the 2015 May issue of Association of Asian Studies Newsletter.


会議レポート:「現代東アジアでの仏教大蔵経:漢文仏教大蔵経第三回国際会議」
ブリガム·ヤング大学、プロボ、ユタ州、201549日—10日

2011年の最初の会議で呉教授が主張した第三回漢文仏教大蔵経会議が予想外に、ユタ州に置かれるプロボで行われました。素晴らしい山の風景を背景にして、世界中から仏教大蔵経について話すために来たすべての学者に、ブリガム·ヤング大学(BYU)の宗教教育学部長ブレント·L·トップが歓迎の挨拶をしました。今回は最後の会議ですので、テーマは東アジアにおける漢文仏教大蔵経の影響でした。今回の会議は時代を超越して存在している大蔵経と人間社会のすべての面にわたる仏教大蔵経の効果を示しました。

社会政治的な見解から見れば、仏教大蔵経はどのように社会の進歩に貢献し、新しい王朝の政府を正当化し、それに経済的などのように商品としての役割を果たしているのかについて参加者は論文を発表しました。外交政策の分野では、仏教大蔵経は紛争を解決し、協力的な国際関係を促進するための外交ツールとして使われました。これらの外交ルートを通じ、我々は、19世紀後半の日本と英国間の外交努力のおかげでヨーロッパに到達した最初の漢文大蔵経の外観を見ることができました。言葉を超えた仏教大蔵経に関する議論は簡単に文書化、印刷されました。

大蔵経はどのように新しい近代の仏教聖典フォームの作成に影響を与えたのかと大蔵経がどのように成長している仏教のコミュニティに合わせているのか、参加者の間で大蔵経の議論範囲はさらに広がっていました。 また、新しい「仏教聖典」と《高麗蔵》経板の儀式は大蔵経が現代世界のニーズに合わせるために再発明をしたことも証明されました。同時に現代以前の聖典との接続が維持されていることも証明されました。このため、仏教大蔵経はもはや時代遅れのテキスト(文書)のセットではありません。むしろ一種の生きている聖典伝統として、人間社会との関係を発見するために調査する必要がある一方、ソースとしてほかの伝統的な大蔵経と比較する役割も果たしています。

この会議は主催者グレッグ·ウィルキンソン(Greg Wilkinsonブリガム·ヤング大学)と呉Jiang Wu アリゾナ大学)の努力がなければ行われていることができませんでした。また、ロバート·M·ジメロ(Robert M. Gimelloノートルダム大学)は会議の討論を務めました。それにルイスラ·ンカスター(Lewis Lancasterカリフォルニア大学バークレー校)は呉教授の基調演説に応じて洞察がある発表を提供しました。最後に、会議で自分の学術成果を発表した以下それぞれの学者の貢献がなければこの会議は成功できませんでした。彼らはグレゴリーアダム·スコット(Gregory Adam Scottエジンバラ大学)、祖暁敏(Jessica Zu プリンストン大学)、龍達瑞(Darui Long西来大学)、リチャード·マクブライド(Richard McBride BYUハワイ)、趙恩秀(Eun-Su Choソウル大学)、チャールズ·B·ジョーンズ(Charles B. Jonesアメリカのカトリック大学)、アルバートウェルター(Albert Welterアリゾナ大学)、ニコラス·フレデリック(Nicholas Frederick BYU)、ジェリー·平野(Jerry Hirano米国仏教団)、およびターニャシュトルヒ(Tanya Storchパシフィック大学)です。

最後に、会議の主催者は以下の支援組織からの寛大な支援に感謝の意を表しました。宗教アウトリーチのBYU宗教教育/宗教研究センター/オフィス、アリゾナ大学東アジア研究学部、BYUケネディセンターのアジア研究プログラム、BYU大学人文科学 、BYU大学家族、家庭、社会科、宗教理解のBYUリチャード·エバンス チェアBYUのアジアや近東言語学科と武康東ア​​ジア研究基金(アリゾナ大学)が会議の各支援組織です。

続いては、間もなく前の会議からの論文が文書化されます。『法:漢文仏教大蔵経の形成と変容』(Spreading Buddha's Word in East Asia: The Formation and Transformation of the Chinese Buddhist Canon コロンビア大学出版社、2016年)として公開されます。さらに、二冊目の文書では、この最近の会議成果の提出が計画されています 。
http://rsc.byu.edu/bccをご覧いただくか、または、buddhistcanonconference@gmail.comに連絡することで詳細を問い合わせることができます。
(ダスティンネート、アリゾナ州の東アジア研究科、アリゾナ大学。
 李承園、日本語の翻訳、アリゾナ州の東アジア研究科、アリゾナ大学。)

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